公務員試験【行政学】の勉強法を解説!

ハチミツちゃん

行政学って「稟議制」とか、お堅い言葉がたくさんあるので覚えにくいんですよね。

わんこ先生

行政学はまさに暗記科目です。
学者の名前や理論にくわえて、「独任制と合議制」などの官僚制度を覚えないといけません。

同じ暗記科目の政治学にくらべて、「イメージがつかみにくくて、あたまに入りづらい」という声を聞きます。

ですが、行政学は正しい方法で勉強すればかんたんに習得することができます。

この記事では、

  • 行政学の出題分野と形式
  • 行政学の頻出分野と難易度
  • 行政学の効果的な勉強方法
  • 行政学のおすすめ参考書
  • 行政学の試験種類ごとの勉強ポイント

をすべて解説します。

行政学を得意科目にして、本番で高得点をめざしましょう!

 

 

公務員試験「行政学」を知ろう!

まずは、行政学がどんな科目なのか見てみましょう。
それから難易度や頻出分野を確認し、大まかな勉強の方針を立てます。

どんな科目なの?

行政学のおもな分野、出題数、出題形式は次のとおりです。
「ふ~ん。そうなんだ」くらいに読み流して大丈夫ですよ。

分野は5つ

行政学は次の5つの分野に分かれています。

  • 【行政の組織】:官僚制論、官僚制の実態、行政組織の構成原理、行政委員会と審議会
  • 【行政の管理】:公務員制度、予算、評価と能率、調整と計画、行政改革
  • 【行政の活動と統制】:政策過程、行政活動、行政責任、行政統制
  • 【地方の行政】:地方自治の歴史、地方自治の現状、諸外国の地方自治
  • 【行政学の理論】:行政の歴史、行政学の歴史、行政学の理論、組織論

出題数は少なめ

専門試験で行政学はどれくらい出題されるのかというと、

  国総合 国一般 国専門 特別区 地上級 市役所
行政学の出題数 5 5 5 2 2
全体の回答数 40 40 40 40 40 40
全体の出題数 55 80 55 40 40
回答必須/選択 選択 選択   選択 必須 必須
受験案内 国総合 国一般 労基官
国税官
財務官
特別区
試験種の略称
  • 【国総合】:国家総合職(政治/国際区分)
  • 【国一般】:国家一般職
  • 【国専門】:国家専門職(労働基準監督官、国税専門官、財務専門官)※出題なし
  • 【特別区】:東京都特別区(東京都23区)
  • 【地上級】:地方上級(道府県庁、政令指定都市)
  • 【市役所】:市役所上/中級(政令指定都市をのぞく市役所)

国家総合職や国家一般職で行政学は選択科目。5問が出題されます。

地方上級や市役所上/中級は、2問の出題ですが必須回答です。

民法や経済学にくらべれば出題数は少なめですね。

出題形式は2つ

問題の出題形式は大きく2通りです。

  • 【五肢択一】:「次の記述のうち、妥当なのはどれか?」
  • 【妥当な組み合わせ】:「次の記述のうち、妥当なもののみをすべて挙げているのはどれか?」

ほとんどの問題は【五肢択一】形式で出題されます。

【妥当な組み合わせ】のほうが正確な知識が必要ですから、1つの正解を選ぶ五肢択一が多い行政学の問題は答えやすいといえます。

それでは次に、行政学の頻出分野と難易度を確認してみます。

 

頻出分野と難易度をチェック

公務員試験の試験種別に、行政学の頻出分野と難易度を表にまとめました!

  国総合 国一般 国専門 特別区 地上級 市役所
行政の組織
行政の管理
行政の活動と統制
地方の行政
行政学の理論
難易度 ★★★★★ ★★★★☆ ★★★☆☆ ★★★☆☆ ★★☆☆☆
表の見方
  • 【頻出分野】は「◎:とてもよく出る」「〇:よく出る」「△:出る」の3つに分類しています。
  • 【難易度】は「★:とても易しい」「★★:やや易しい」「★★★:標準」「★★★★:やや難しい」「★★★★★:とても難しい」の5段階で表示しています。
  • 個人の所感により作成したものです。

頻出分野は?

△がついた分野もいくつかありますが、すべての試験種でほぼすべての分野からまんべんなく出題されています。

行政学は、頻出分野が絞りづらい科目です。

難易度は?

国家総合職や国家一般職は難易度が高めです。
とくに国家総合職では、ほかの試験種で出題されることはない細かな知識が問われる問題が多くあります。

地方上級や市役所上/中級の難易度はあまり高くありません。
過去問題集に収録されている基本的な知識が、くり返し出題されています。

頻出分野と難易度の話をまとめると、

  • ほとんどの分野からまんべんなく出題される!
  • 国家公務員試験は難易度が高い!

 

勉強の方針

ここまでをふまえて、行政学の大まかな勉強方針を次のように決めましょう。

  • 地方公務員試験は浅く広く、国家公務員試験は深く広く!
  • 主要経済系科目の次に対策する!

地方公務員試験は浅く広く、国家公務員試験は深く広く

「行政学はほとんどの分野からバランスよく出題され、頻出分野を絞れない」とお伝えしましたね。

地方上級や市役所上/中級のばあいは、2問しか出題されないので、やはり特定の分野だけ力をいれて勉強することはできませんよね。
たった2問がどこの分野から出されるか分からないんですから。

ですが地方上級や市役所上/中級の問題は難しくありません。

つまり浅く、そして広く勉強する必要があるわけです。

国家総合職や国家一般職の場合は、出題数が5問と多く、頻出分野も絞れません。

さらに問題の難易度は高いんでしたね。

そうすると、深く、そして広く勉強しなければいけないんです。

主要経済系科目の次に対策する

地方上級や市役所上/中級を受験するときの、おすすめ勉強順番はこちらです。

主要法律系科目と主要経済系科目の対策が終われば、専門試験の勉強はほとんど終わったようなもの。

のこりは暗記科目ばかりです。

このタイミングで、併願しやすい行政学または政治学の勉強にとりかかりましょう。

おすすめの勉強順番
  1. 憲法
  2. 民法 or 行政法
  3. ミクロ経済学
  4. マクロ経済学
  5. 財政学
  6. 行政学 or 政治学
わんこ先生

行政学の特徴がよくわかりましたね。

それではいよいよ、公務員試験の行政学で高得点をとる勉強法を解説していきますよ。

 

公務員試験「行政学」が得点できる勉強法!

行政学を勉強するとき、本番直前まで心にとどめてほしいことがあります。

それをつねに意識しながら、導入テキストと過去問題集の使い方をマスターして学習していきましょう。

大切な3つのポイント

  1. レジュメ→問題→解説の流れを意識する!
  2. 2周目から理解が早まる!
  3. 時事問題に注意する!

POINT.1 レジュメ→問題→解説の流れを意識する

過去問題集のレジュメを読んでから、問題にとりくみ、解説を読みこんで知識を定着させる流れを意識して勉強しましょう。

レジュメを読んでも「どこを覚えたらいいんだろう」ととまどい、問題を解いても正解がわからず不安になるかもしれません。

ですが、解説を読むステップまですすめば、覚える知識がクリアになってきます。
問題を解くことだけがんばらず、レジュメから問題そして解説というステップをとおして理解する意識が大切です。

POINT.2 過去問題集は2周目から理解が早まる

行政学はいくつかの分野をまたいだ総合問題が出題されることがよくあります。

過去問題集で後の分野をまだ勉強していなければ、もちろんその知識はないので、解説を読んでも「レジュメに書いてない」とこんわくするかもしれません。

後の分野の学習が終わって過去問演習2周目になると、「こういうことだったのか」とわかるようになります。
最初は少したいへんですが、あきらめずにがんばりましょう。

POINT.3 時事問題に注意する

国家公務員試験のばあい、時事をからめて出題されることがあるので注意が必要です。

たとえば行財政改革や地方自治法改正など、現在のホットな話題がたびたび問題に登場します。

日頃から政治の動向には関心をもっておきましょう。

 

おすすめ参考書と使いかた

参考書選びはとても重要。

数ある参考書のなかで、おすすめはこちらです。

  • 【公務員試験 新スーパー過去問ゼミ 行政学】:過去問題集
  • 【公務員試験 合格の500】:総仕上げ

参考書の特徴やおすすめする理由をくわしく知りたいときは、この記事を読んでくださいね。

よい参考書をえらんだら、参考書を正しく使って勉強することが大切。

大まかな流れは次のとおりです。

  1. スー過去をくり返し解く!
  2. 合格の500を解く!

勉強の効果をもっとも高める参考書の使い方を、くわしく知りたいときはこの記事を読んでくださいね。

 

試験種類ごとの学習ポイント

公務員試験には国家総合職や国税専門官、地方上級などたくさんの種類があります。

試験の種類ごとに、行政学の効果的な学習方法はちがうんです

自分が志望するところの学習ポイントをおさえましょう。

国家公務員や裁判所職員、東京都庁職員、国立大学法人等職員はとくに難関の公務員試験です

「行政学の独学はちょっと自信がない…」というひとは、公務員試験予備校の活用をかんがえてみましょう。
公務員試験予備校は、質の高い講師やテキストがそろっているのでおすすめです。

 

わんこ先生

これで行政学の勉強法の解説は終わりです。おつかれ様でした。

学者名やお堅い言葉が多くて、「暗記しづらい科目」といわれる行政学ですが、ポイントを理解して勉強すればかんたんに知識を覚えることができます。

超重要科目というわけではありませんが、勉強した分だけ得点になって返ってくるありがたい科目です。
長い公務員試験勉強のなか休みとして、集中して暗記にとりくみましょう!