

面接独特の空気のなかで、質問にすばやく的確に答えるのは難しいものですよね。
でも、評価の高い面接の回答の構成には決まりがあるんです。
この決まりを理解しておけば、本番でどう話したらいいか迷うことはありません。
落ち着いて自分をアピールすることができます。
面接官から高評価をもらうポイントを、すべてお伝えしますね。
公務員試験【面接】回答の構成
面接でもっとも大切なのは「分かりやすく伝える」こと。
話の中身のレベルよりも、伝え方のほうが評価にあたえる影響は大きいんです。
どれだけよい人柄で高いスキルをもっていても、話が長くて要領をえなければ面接で評価されることはありませんよね。
分かりやすい伝え方にはルールがあります。
それは「1. 結論」「2. 根拠」「3. エピソード」「4. まとめ」の構成で回答すること。
志望動機や自己PR、最近気になるニュースなどすべての質問に対して有効です。
回答時間の長さは1つの質問に対して30秒~1分くらいが目安。
個人面接のばあいはこちらが回答すると、面接官はさらに深く質問を重ねてきます。
そのときも回答の構成と目安の回答時間は同じです。
集団面接であれば一度目の回答で終わりになることがほとんど。
回答の構成をしっかりと守って、確実に得点をとりましょう。
公務員試験【面接】回答の構成1.「結論」
回答のいちばん始めにくる言葉は、「結論」です。
もっとも伝えたいことは最初に伝えることが大切。
ひとは相手が回りくどく話して「何が言いたいのか分からない」と、不安や不信感をいだきます。
最初に結論をはっきり伝えて、面接官を安心させましょう。
始めに結論を聞けば「論理的なひとだ」と、すでに評価が高まります。
これから話す内容もあるていど推測できるので、「どんな評価項目にどれだけの点数が付けられそうか」と心のなかで準備をするんです。
たとえば「理想の公務員像とは?」という質問に対する回答の結論は、
高い倫理観と使命感を備えているのはもちろんのこと、チャレンジ精神旺盛で自己啓発に努める人物であると考えます。
公務員試験【面接】回答の構成2.「根拠」
結論だけでは説得力がまだ足りません。
次に「根拠」を伝えましょう。
続く「エピソード」への導入でもかまいません。
結論と根拠のセットは、小論文や集団討論などほかの試験でも共通の大切な考え方です。
面接でも実践できるよう準備しておく必要があります。
たとえば「理想の公務員像とは?」という質問に対する回答の根拠は、
高い倫理観と使命感を備えているのはもちろんのこと、チャレンジ精神旺盛で自己啓発に努める人物であると考えます。
なぜなら今後、少子高齢化や自治体財政のひっ迫が深刻化していくと予想されており、公務員は受身ではなく積極的に困難な課題に挑戦する姿勢が求められると、考えられるからです。
公務員試験【面接】回答の構成3.「エピソード」
結論と根拠の2つで、回答の骨組みはできあがっています。
次に自分自身の具体的な「エピソード」を話しましょう。
エピソードの部分がもっともあなたの評価につながります。
話のボリュームが大きく、積極性や協調性を具体的にアピールできるからです。
できごとを長々と話さず、「中心的な経験や結果」だけシンプルに伝えます。
面接官が再質問してくれるので、一度にぜんぶ話そうとする必要はありません。
たとえば「理想の公務員像とは?」という質問に対する回答のエピソードは、
高い倫理観と使命感を備えているのはもちろんのこと、チャレンジ精神旺盛で自己啓発に努める人物であると考えます。
なぜなら今後、少子高齢化や自治体財政のひっ迫が深刻化していくと予想されており、公務員は受身ではなく積極的に困難な課題に挑戦する姿勢が求められると、考えられるからです。
私はこれまでに観光業の分野で自ら起業したり、ITベンチャー企業を共同で立ち上げたりした経験を通して、困難な課題へ積極的にチャレンジする精神を培いました。
またそうした経験のなかで、広報や経理の知識・WEB制作技術・ファシリテーションスキル・語学など常に多様な知識やスキルの習得にも励んできました。自己啓発に努めることはライフワークとなっています。
公務員試験【面接】回答の構成4.「まとめ」
回答の最後は「まとめ」です。
ひとは意外と忘れっぽいので、エピソードを聞いているうちに、始めに伝えた結論の印象も薄くなってしまいます。
もう一度まとめとして、いちばん大切なことを最後に話しておきましょう。
回答ぜんたいのまとまりもよく、好印象になります。
当事者意識を伝えて、自分のアピールにつなげることがポイントです。
たとえば「理想の公務員像とは?」という質問に対する回答のまとめは、
高い倫理観と使命感を備えているのはもちろんのこと、チャレンジ精神旺盛で自己啓発に努める人物であると考えます。
なぜなら今後、少子高齢化や自治体財政のひっ迫が深刻化していくと予想されており、公務員は受身ではなく積極的に困難な課題に挑戦する姿勢が求められると、考えられるからです。
私はこれまでに観光業の分野で自ら起業したり、ITベンチャー企業を共同で立ち上げたりした経験を通して、困難な課題へ積極的にチャレンジする精神を培いました。
またそうした経験のなかで、広報や経理の知識・WEB制作技術・ファシリテーションスキル・英語など常に多様な知識やスキルの習得にも励んできました。自己啓発に努めることはライフワークとなっています。
今後は行政職員として使命感と倫理観を養い、持ち前のチャレンジ精神と自己啓発に努める姿勢を発揮して、県民に貢献できる人材に成長したいと考えています。

これで「面接に受かる回答の作り方」の解説はおしまいです。おつかれ様でした。
この記事のまとめです。
- 【結論】:もっとも伝えたいことは最初に伝える
- 【根拠】:結論に説得力をあたえ、エピソードにつなげる
- 【エピソード】:自分自身の具体的なエピソードをシンプルに話し、積極性や協調性をアピールする
- 【まとめ】:当事者意識を伝えて、自分のアピールにつなげる
面接で質問されると「どんな話をしよう?」「どういう構成で伝えたらいいだろう」と、焦ってしまいます。