【新潟県】職員採用試験の合格法を解説!

ハチミツちゃん

「新潟県の職員採用試験って、どんな感じなんだろう?」

「じぶんでも受かるのかな…」

新潟県の職員採用試験のこと、よく分からなくて不安になりますよね。

わんこ先生

新潟県の職員採用試験はとても人気のある公務員試験です。

新潟県をふくむ都道府県庁や政令指定都市の公務員大卒程度採用試験は、「地方上級」とよばれます。

地方上級といっても、自治体ごとに試験内容や特徴がことなります。

この記事では新潟県の職員採用試験にフォーカスして、

  1. 新潟県庁の「職場環境」
  2. 新潟県職員採用試験の「試験種類」
  3. 新潟県職員採用試験の「試験内容」
  4. 新潟県職員採用試験の「試験スケジュール」
  5. 新潟県職員採用試験の「試験対策」
  6. 新潟県職員採用試験の「倍率」

をくわしく解説していきます。

学習のガイドとして参考にし、新潟県職員採用試験の合格をめざしましょう!

新潟県庁の「職場環境」

まずは新潟県庁の職場環境にかんするデータを確認してみましょう。

  • 【平均年齢】:43.7歳
  • 【平均給与月額】:336,244円
  • 【年次有給休暇の平均取得日数】:11日
  • 【女性職員の割合】:19.9%
  • 【女性管理職の割合】:11.5%

女性職員の育児休業取得率は100%です。

育児休業のほか、年休や部分休業などを希望する職員がためらいなく取得できるよう、新潟県では職場づくりに努めています。

新潟県職員採用試験の「試験種類」

新潟県の職員採用試験は、「大学卒業程度」「高校卒業程度」「学校事務職員」「職務経験者(UIターン)」の大きく4種類。
そのなかに試験職種がいくつか用意されています。

受験資格といっしょに確認してみましょう。

  • 【大学卒業程度】:試験職種は「行政A」「行政B」「警察行政」「福祉行政」「総合土木」「林業」「農業」「水産」「建築」「機械」「環境」「電気」「保健師」「薬剤師」。受験資格は年齢が22~30歳、「社会福祉」「保健師」「薬剤師」は必要な資格や免許を有すること
  • 【高校卒業程度】:試験職種は「一般事務」「警察事務」「総合土木」「電気」。受験資格は年齢が18~21歳
  • 【学校事務職員】:試験職種は「学校事務職員A」「学校事務職員B」。受験資格は「学校事務職員A」のばあい年齢が18~21歳、「学校事務職員B」のばあい22~30歳
  • 【職務経験者】:試験職種は「一般行政」「福祉行政」「総合土木」「林業」「農業」「水産」「環境」「保健師」。受験資格は年齢が59歳まで、新潟県外に本社を置く民間企業等における職務経験を5年以上有すること。「福祉行政」「保健師」は必要な資格や免許を有すること

年齢はすべて受験翌年の4月1日時点

平成29年度受験案内より

大学卒業程度といっても、じっさいに大学を卒業している必要はありません。
年齢要件などを満たしていれば受験することができます。

「行政A」は新潟県全域での勤務を希望するひと、「行政B」は魚沼や南魚沼および十日町地域振興局管内での勤務を希望するひとが対象です。

ここからは、もっとも受験者が多い行政系職種をメインに解説していきますね。

  • 【大学卒業程度】:「行政A」「行政B」「警察行政」
  • 【高校卒業程度】:「一般事務」「警察事務」
  • 【学校事務職員】:「学校事務職員A」「学校事務職員B」
  • 【社会人経験者】:「一般行政」

新潟県職員採用試験の「試験内容」

試験区分 1次試験 2次試験 3次試験
教養試験 専門試験 記述試験 論文 集団討論 個別面接 論文 個別面接
大卒程度 行政A
行政B
警察行政

100点

100点

20点

130点
高卒程度 一般事務
警察事務

100点

20点

130点
学校事務 学校事務A
学校事務B

100点

20点

130点
職務経験者
(UIターン)
一般行政
100点

300点

130点

20点

130点

1次試験

1次試験で共通して課されるのは、「教養試験」です。

教養試験は公務員試験にとくゆうな科目群の「一般知能分野」、高校までに学ぶことが多い科目群の「一般知識分野」にわかれます。

  • 【一般知能分野】:文章理解(英文/古文/現代文)、判断推理、数的推理、資料解釈など
  • 【一般知識分野】:社会科学(政治/法律/経済/社会)、人文科学(日本史/世界史/地理/文学,芸術)、自然科学(数学/物理/化学/生物/地学)など

大卒程度試験のばあい各科目の出題数はおおむね、

科目 出題数
政治 1
法律 3
経済 3
社会 6
日本史 3
世界史 3
地理 2
文学,芸術 1
数学 1
物理 1
化学 2
生物 2
地学 1
英文 5
古文 1
現代文 3
判断推理
数的推理
資料解釈 1

合計回答数は45問、回答時間は140分です。

一般知能分野の問題はすべて回答。
全体の回答数が45問になるよう、一般知識分野の問題をえらんで回答します。

高卒程度や学校事務職員、職務経験者の教養試験は、大卒程度と問題内容や回答形式がことなります。

高卒程度や学校事務職員の回答数は全50問、回答時間は120分間。
職務経験者の回答数は全40問、回答時間は120分間です。

大卒程度の1次試験では、「専門試験」が課されます。

専門試験とは公務員試験の各職種ごとに、必要な専門的知識をはかるため実施される試験です。

行政系職種のばあい、専門試験は「行政系科目」「法律系科目」「経済系科目」から出題されます。

  • 【行政系科目】:政治学/行政学/社会政策/国際関係など
  • 【法律系科目】:憲法/行政法/民法/刑法/労働法など
  • 【経済系科目】:ミクロ経済学/マクロ経済学/財政学/経営学など

各科目ごとの出題数はおおむね、

科目 出題数
政治学 2
行政学 2
社会政策 3
国際関係 4
憲法 5
行政法 7
民法 6
刑法 2
労働法 2
ミクロ経済学/
マクロ経済学
12
経済政策/
経済史
3
財政学 4
経営学 3
合計 55

出題される55問から、45問をえらんで回答します。

回答時間は140分です。

職務経験者の1次試験では、「記述試験」が課されます。

あらかじめ提出する職務経歴書や自己PR書(600 字以内)について、民間企業での職務経験内容や実績、意欲をみられる試験です。

2次試験、3次試験

2次試験では、職務経験者をのぞくすべての職種で「論文試験」が課されます。

出題されたテーマに対して、大卒程度は90分間1,000文字、高卒程度や学校事務職員は60分間800文字で記述して回答。

平成28年度の出題例は、

  • 新潟県は、これまで地震や水害など様々な災害に見舞われている。
    災害発生時の被害を最小限に抑えるために、新潟県はどのような対応をするべきか、あなたの考えを述べなさい。(行政A 警察行政)
  • あなたが勤務を希望する地域への移住者を増やすために、新潟県はどのような取組みをすればよいか。
    その地域の特色を踏まえながら、あなたの考えを述べなさい。(行政B)
  • 暮らしやすい新潟県にするためには。(高卒程度 小中学校事務職員)

2次試験では、「個別面接」がすべての職種でおこなわれます。

大卒程度の面接回数は2回。
それいがいの面接回数は1回です。

大卒程度の2次試験では「集団討論」が登場します。

集団討論は受験者数名がグループになり、出題されたテーマに対してグループでディスカッションし、結論をみちびき出す試験です。

過去の出題例は、

  • 介護や保育サービスの担い手確保について(平成28年度 行政A)
  • SNS の活用とトラブル防止について(平成28年度 行政B)
  • 新潟県の婚活支援のあり方について(平成28年度 行政A)
  • 新潟県内各地におけるシャッター通りの活性化について(平成28年度 行政B)
  • インターネットの普及による問題と対応について(平成27年度)
  • 男女がともに働きやすい社会にするには(平成26年度)
  • 新潟県が今後育成すべき産業分野について(平成25年度)

職務経験者のみ3次試験がおこなわれます。

試験内容は「論文試験」と「個別面接」です。

論文試験は、60分間800文字で記述して回答。

平成28年度の出題例は、

  • 新潟県民の行政に対する要望が多様化するなか、限られた資源(ヒト、モノ、カネ等)で効果的な施策を行うために、新潟県はどのように取り組んでいくべきか、あなたの考えを述べなさい。
    なお、あなたの民間企業等での経験をどのように活用するかという点にも触れながら記述しなさい。

新潟県公務員採用試験の最終合格者は、各試験の合格基準をみたしたうえで、2次試験または3次試験の合計得点の順位で決まります(リセット方式)。

教養試験や専門試験の合格基準点は、満点の3割5分以上です。

新潟県職員採用試験の「試験スケジュール」

平成29年度に実施された大卒程度の試験日程はこちら。

  1. 【受験申込み】:6月1日まで
  2. 【1次試験】:6月25日
  3. 【1次合格発表】:7月5日
  4. 【2次試験】:7月中旬~8月上旬
  5. 【最終合格発表】:8月中旬

新潟県職員採用試験の「試験対策」

教養試験

教養試験や専門試験は、とにかく科目数がたくさんあります。
出題数が多い科目や、マスターするのに時間のかかる科目から学習するのが鉄則です。

教養試験のなかでは「判断推理」「数的推理」がもっとも重要な科目。
得点源にできる「資料解釈」や「文章理解」も、早いうちから取りくみましょう。

これらの科目の学習が十分にすすんだら、「社会科学(政治/法律/経済/社会)」や「人文科学(日本史/世界史/地理/思想/文学,芸術)」、「自然科学(数学/物理/化学/生物/地学)」の勉強をはじめます。

社会科学は専門試験の科目とかぶる内容が多くあります。
専門試験の政治学や憲法、経済学の学習を優先するのがおすすめ。

人文科学と自然科学は範囲がとても広いわりに出題数が少ないので、時間のかけすぎに注意が必要です。
判断推理や文章理解の学習をメインに続けながら、気分転換として取りくみましょう。

専門試験

専門試験のなかでもっとも理解に時間がかかり、出題ウェイトも大きい科目は「民法」と「経済学」です。
出題数が多くて、教養試験にも登場する「憲法」や「行政法」の学習も早くからスタートします。

法律系科目では憲法がいちばん勉強しやすいので、先にはじめるのがおすすめ。

重要科目の学習がすすんだら、次に行政系科目とよばれる「政治学」「行政学」「社会政策」「国際関係」や、のこる経済系科目の「財政学」「経済政策」「経済史」「経営学」に取りかかります。

こうした科目は、ほとんど暗記科目です。
演習問題をくり返しながら、知識をあたまに定着していきましょう。

最後によゆうがあれば、「労働法」と「刑法」の対策をします。
刑法は難解ですが、労働法は得点源になるので勉強しておくのがおすすめです。

論文試験

筆記試験とちがって、「論文はなにを勉強したらいいんだろう」「どうしたら得点が高くなるのか分からない」と疑問に思いますよね。
勉強のしかたが明らかな筆記試験より、対策も不十分になりがち。

でも、論文は筆記試験や面接と同じくらい重要で、合否に影響する試験です。

論文試験を突破するために大切なポイントは、すべてこちらの記事で解説しています。
参考にしてみてくださいね。

面接試験

どんな公務員試験でも、面接は必ず課されます。

筆記試験とちがって、面接はいまいち試験の内容がつかみづらく、どんな対策をしたらいいか不安になりますよね。

事前にしっかり対策したひとと、そうでないひとの差が簡単に見えてしまう試験なので、筆記試験と同じくらい気合をいれて取り組む必要があるんです。

面接試験を突破するために大切なポイントは、すべてこちらの記事で解説しています。
参考にしてみてくださいね。

集団討論試験

集団討論って「どんなふうに進むんだろう?」「なにを話したら評価されるのかな」と、分からないことだらけですよね。

面接練習は2人いればできますが、集団討論の練習はたくさんの人がいないとできません。
あらかじめ頻出テーマや、評価の高いすすめかたを知っておくと有利です。

集団討論試験を突破するために大切なポイントは、すべてこちらの記事で解説しています。
参考にしてみてくださいね。

新潟県職員採用試験の「倍率」

平成29年度採用試験

試験区分 受験者 1次合格 最終合格 倍率
大卒程度 行政A 305 156 56 5.4
行政B 8 2 2 4.0
警察行政 53 21 7 7.6
福祉行政 48 29 14 3.4
総合土木 39 33 26 1.5
総合土木
(追加募集)
12 10 3 4.0
林業 16 12 5 3.2
農業 39 19 8 4.9
水産 6 4 1 6.0
建築 7 7 2 3.5
建築
(追加募集)
8 7 1 8.0
機械 3 3 1 3.0
環境 16 12 5 3.2
電気 11 8 3 3.7
保健師 8 6 2 4.0
薬剤師 11 8 4 2.8
高卒程度 一般事務 59 10 4 14.8
警察事務 37 10 4 9.3
総合土木 20 16 6 3.3
電気 1 1 1 1.0
学校事務職員 学校事務職員A 223 101 44 5.1
学校事務職員B 49 8 2 24.5
職務経験者
(UIターン)
一般行政 49 10 3 16.3
福祉行政 5 4 1 5.0
総合土木 7 6 2 3.5
林業 2 1 1 2.0
農業 4 4 1 4.0
水産 4 4 1 4.0
環境 6 6 1 6.0
保健師 4 4 1 4.0

平成28年度採用試験

試験区分 受験者 1次合格 最終合格 倍率
大卒程度 行政A 339 118 40 8.5
行政B 21 1 1 21.0
警察行政 40 18 7 5.7
福祉行政 59 21 11 5.4
総合土木 45 38 22 2.0
総合土木
(追加募集)
14 6 2.3
林業 16 12 5 3.2
農業 30 12 5 6.0
水産 3 3 1 3.0
建築 6 6 2 3.0
機械 5 4 2 2.5
環境 26 10 4 6.5
電気 16 8 3 5.3
保健師 11 10 5 2.2
薬剤師 5 4 2 2.5
科学捜査(生物) 20 6 2 10.0
短大卒程度 司書 6 4 1 6.0
高卒程度 一般事務 32 11 4 8.0
警察事務 28 10 5 5.6
総合土木 11 10 6 1.8
学校事務職員 学校事務職員A 181 79 36 5.0
学校事務職員B 68 6 1 68.0
職務経験者
(UIターン)
一般行政 91 12 2 45.5
福祉行政 3 3 1 3.0
総合土木 5 4 1 5.0
林業 3 2 2 1.5
農業 7 6 3 2.3
水産 5 4 1 5.0
機械 2 2 1 2.0
環境 8 6 2 4.0
電気 5 4 1 5.0

平成27年度採用試験

試験区分 受験者 1次合格 最終合格 倍率
大卒程度 行政A 431 124 51 8.5
行政B 18 3 0
警察行政 64 36 13 4.9
福祉行政 79 23 13 6.1
総合土木 48 41 21 2.3
林業 22 16 7 3.1
農業 38 16 7 5.4
水産 8 6 2 4.0
建築 12 6 2 6.0
環境 16 6 2 8.0
電気 9 9 5 1.8
保健師 12 8 4 3.0
薬剤師 11 10 4 2.8
司書 26 5 1 26.0
科学捜査(化学) 11 4 1 11.0
交通工学 6 4 1 6.0
短大卒程度 司書 12 4 1 12.0
高卒程度 一般事務 30 8 2 15.0
警察事務 60 18 6 10.0
総合土木 12 8 3 4.0
学校事務職員 学校事務職員A 174 75 36 4.8
学校事務職員B 93 14 4 23.3
職務経験者
(UIターン)
一般行政 120 21 4 30.0
福祉行政 5 5 3 1.7
総合土木 9 9 3 3.0
林業 2 2 1 2.0
農業 8 6 2 4.0
環境 7 4 0
保健師 0
わんこ先生

これで「【新潟県】職員採用試験を解説!」は終わりです。
おつかれ様でした。

この記事のポイントです。

  • 教養試験と専門試験の配点はおなじ
  • 最終合格者は2次試験(または3次試験)の得点で決定される
  • 2次試験は集団討論と個別面接の配点がとても高い