公務員試験【おすすめ参考書】を解説!

ハチミツちゃん
参考書ってたくさんあるけど、どれがいいのかよく分かりませんよね。
わんこ先生
公務員試験で参考書をえらぶのはとても大切なことなんです。

多くの参考書のなかで、それぞれの科目に最適なものを紹介しますね。

 

 

参考書を知ろう!

まずは参考書の重要性と、参考書はどんな種類に分けられる、よい参考書を選ぶためのポイントをみていきましょう。

参考書が合否を分ける

使う参考書によって、試験の合否が分かれることもあると知ってましたか?

なぜなら参考書には、科目の内容を効率よく理解し、過去の出題傾向を知り、必要な知識をもれなく身につける役割があるからです。
質の高い参考書を使えばこの3つが得られるのにたいして、まちがった参考書を選んでしまうと試験の得点力はなかなかあがりません。

公務員試験は科目数がとても多いので、短い期間でどのように幅広い分野をあるていど習得するかが大切。

よい参考書は効率的な試験勉強になくてはならない武器なんです。

ちょっと大げさですが、人生はどんなひとに出会ってどんな経験をしたかで、大きく変わりますよね。
それと同じようにどんな参考書で勉強したかで、得られる得点力と合否の結果は変わってきます。

「よい参考書を探せれば試験勉強の半分は終わり」というくらいの気持ちで、真剣に参考書を選びましょう。

参考書の3つの分類

「参考書には科目の内容を効率よく理解し、過去の出題傾向を知り、必要な知識をもれなく身につける役割がある」とお伝えしました。

じつはほとんどの参考書はこの3つの役割に分類されます

参考書の分類
  • 【導入テキスト】:ある科目をはじめて学ぶひとが、その科目の内容を理解し問題を解くための土台となる知識を、解説するテキスト
  • 【過去問題集】:過去にいろいろな公務員試験で出題された問題が収録され、演習をこなすことで試験での得点力が養える問題集
  • 【総仕上げ問題集】:自分が受験する試験種の問題のみが収録され、試験種の出題形式に慣れ知識のヌケをなくし、合格レベルまで力を引き上げる仕上げの問題集

導入テキストは科目の基礎を理解し、過去問題集は試験で問われる知識を身につけ、総仕上げ問題集は知識をかんぺきにするために使うわけです。

参考書を選ぶポイント

導入テキストはとにかく分かりやすいことが大切
はじめて学ぶひとでも、短期間で科目の内容を理解する必要がありますからね。

また公務員試験の出題範囲にとどめた内容であることも重要です。
公務員試験の科目はその学問全体が出題範囲なのではなくて、もっとせまい範囲に限定されています。
大学の講義で使うような専門書は、ほとんどのばあい読む必要はありません。

過去問題集はレジュメが優れていること、収録問題の質と量がよいこと、解説がていねいなことの3つがポイントです。

導入テキストは基礎を理解するには役立ちますが、それだけでは試験で得点することはできません。

公務員試験は過去に出題された問題が形をかえてくりかえし登場します。
得点力をつけるには、過去問題集で出題頻度の高い問題をすべて解き、解説を読んで自分の力をたくわえることが必要です。

総仕上げ問題集は収録されている問題数が多いことが大切です。
たくさんの問題にふれることで、出題傾向をつかむ必要があります。

レジュメとは?

レジュメは過去問題集の各テーマのはじめに、問題を解くために必要となる基本的な知識をかんたんにまとめたページです。

 

参考書を選ぼう!

これまでの話をおさえたうえで、じっさいにどの参考書がいちばんよいのか紹介していきます。

各科目のおすすめ参考書

各科目のおすすめ導入テキスト、過去問題集をまとめました。

  導入テキスト 過去問題集
憲法 まる生 スー過去
民法 まる生 スー過去
行政法 まる生 クイマス
経済学 つまずかない スー過去
財政学 スー過去
行政学 スー過去
政治学 スー過去
労働法 スー過去
国際関係 スー過去
刑法 まる生 スー過去
表の略称
  • 【まる生】:郷原豊茂の憲法(民法, 刑法)まるごと講義生中継、新谷一郎の行政法まるごと講義生中継
  • 【スー過去】:公務員試験 過去問 新クイックマスター 憲法(ほか)
  • 【クイマス】:公務員試験 過去問 新クイックマスター 行政法

導入テキストは「まる生」「つまずかない」

法律科目の導入テキストは「まる生」がおすすめです。

まる生は公務員試験受験予備校の講師が書いたテキスト。
予備校での講義をそのまま収録してあり、民法の全体像と必要な知識をすばやく頭にインプットできます。

ほかのおすすめ導入テキスト

【伊藤真の憲法(民法, 行政法, 刑法)入門】も定評があります。まる生とは違い、こちらは教科書のような語り口。
ただし公務員試験専用ではなく、行政書士などほかの試験受験者からも広く読まれています。

経済学のおすすめ導入テキストは、「つまずかない」です。

はじめて経済学を学ぶひとは、つまずかないがベストです。
初学者むけに書かれてあり、図表や注釈をつかってとことん分かりやすく説明してくれています。

労働法などほかの科目のなかには、導入テキストを読まずにいきなり過去問題集にとりくむ科目があります。
ですが経済学は、あらかじめ理解がないまま過去問に取り組んでも、まったく得点できるようになりません

まずはつまずかないに取り組んで、経済学の基礎をしっかりと理解しましょう。

ほかのおすすめ導入テキスト

経済学の導入テキストはほかにもありますが、正直、つまずかない以外の選択肢はありません。
それほどこの本は良書です。
初学者や、経済学を学んだことはあってもうろ覚えというひとは、つまずかないから勉強をはじめましょう。

導入テキスト

民法や経済学では過去問演習にはいる前に、導入テキストで基礎を理解することをおすすめしています。
ですが財政学/行政学/政治学/労働法に導入テキストは必要ありません。

過去問題集のレジュメを読むだけで十分だからです。

国家総合職など難易度の高い試験の場合は、勉強のすすみぐあいに合わせて、導入テキストではなく専門書籍を探しましょう。

過去問題集は「スー過去」

過去問題集のおすすめは「スー過去」。
理由はレジュメ(覚えるべき論点や知識が整理されたページ)がとてもよくまとまっていて使いやすいところ。そして収録されている問題の質と量が優れていること、解説がていねいで分かりやすいことです。

スー過去に取り組めば、試験で問題を解答するのに必要な知識をもれなくインプットできます。

ほかのおすすめ過去問題集

受験者の人気をスー過去と分け合うのが「クイマス」。
どちらかというと、スー過去のほうがレジュメや収録問題が優れているので、特別な理由がなければスー過去がおすすめです。

ですが、行政法については「クイマス」を選んだほうがいいでしょう。
行政法のスー過去は解説がそっけなく、「判例によれば~である」と判例をつらつら引用して終わりのパターンが多くあります。
これではよく分かりませんよね。

 

総仕上げ問題集は「合格の500」

すべての科目で、総仕上げには「公務員試験 合格の500(以下、合格の500)」を使います。
合格の500は国家総合職から市役所まで試験種ごとに本が分かれており、すべての科目の問題が収録されているんです。

こうした問題集はほかに類書がないので、合格の500に代わる参考書はありません。

合格の500が優れているのは、自分が受験する試験種の過去問だけが収録されているところです。
スー過去などほかの過去問題集は、公務員試験の問題を解く知識を学ぶために必要な知識をえるため、いろいろな試験種の良問を集めています。

スー過去で知識をかためた後に、仕上げとして受験する試験種の問題にあたって出題形式に慣れたり、知識のヌケをなくすのに最適な本が合格の500です。

補足

試験種によって、教養科目と専門科目が合わせて1冊になっているものと、2冊に分かれているものがあります。
また、1つの科目あたりの収録問題数はスー過去におよばず、合格の500だけでは試験対策にならないので注意が必要です。

わんこ先生
使うべき参考書は決まりましたね。
ここで紹介した参考書は、ほかの類書にくらべてどれも良書です。

これで試験勉強の半分は終わったようなもの。
選んだ参考書を信じて、あとは勉強に全力をそそぎましょう!